特定秘密保護法の問題点と廃案への道

◎4月26日(土)午後1時30分~4時30分
◎会場:岡山市立岡西公民館・和室
◎報告:清水善朗さん(弁護士)
内容

 「特定秘密保護法」が昨年12月6日,国会で成立し,年内施行が必至の段階です。前回総選挙の自民党公約にもなかったこの法案は,昨年9月突然公表され,充分な国民理解も得られていない中,“一強”国会で徹底審議もなされないまま強行採決されてしまいました。
 政府が軍事や外交等国の安全に関する情報を「特別秘密」と指定し,その情報は国民の代表である国会や,司法にも知らされず,その漏洩,探知行為(過失,未遂,共謀,教唆,扇動を含む)に最高懲役10年と罰金1000万円という厳罰を課そうというものです。処罰の対象は,国家機密を扱う公務員などに留まらず,国家機密の絡む民間業務に携わる一般国民にも広く及びます。
 法律には,各界から多くの問題点が指摘されています。「秘密の範囲」に歯止めがない,国民の「知る権利」と「表現の自由」が侵される。明らかに悪法です。近年になく高揚した反対運動の力を引き続き,施行させず,廃案に持ち込むために生かさなければなりません。
 法律の問題点を暴き,反対運動の成果を確認して,今後の活動の力にしましょう。

 

能勢さんと訪ねる 岡山の戦跡(4)

~総社・高梁・新見~

◎日時:5月11日(日)9時30分(集合時間)~15時30分 
◎集合場所:岡山商科大学付属高校前
 (岡山市北区南方5-2-45 岡山県総合グランド東口の東南)
・岡山駅西口(9時20分発)から相乗り自動車を出します。希望者は事前に申し込みを
◎案内:能勢健介さん(『岡山の戦跡』執筆者)
[コース]

 

①山手鉱山跡(総社市岡谷)
総社市と倉敷市が境を接する水別れ峠一帯。戦時中ここに、砲弾や軍艦に使用するタングステンを採鉱する山手鉱山があり、多くの朝鮮人が働いていた。いくつかの坑道、バラック一棟、共同井戸が残っている。

 

②木口小平の碑(高梁市成羽町成羽)
日清戦争にラッパ手として従軍、その活躍ぶりが教科書にも掲載され、いわゆる“軍国美談"の第一号ともなった。元成羽高校南の小平公園に碑があり、近くの成羽新山には「木□小平の生家」と大書した看板が見える。

 

③梵鐘に使われた松根油乾留釜(高梁市有漢町鈴丘神社)
境内の奥まったところに「鈴丘神社松根油乾留釜代用鐘」が吊されている。町内市場にあった松根油工場で使用されていたものである。戦時供出でなくなった釣り鐘の代用として、戦後永くその用を勤めたものである。

 

④航空情報隊新見分隊基地跡(新見市新見黒髪山)
 軍直属の防空監視機構で全国に配置されたものの一つ。(防空監視哨は民防空を主とし警察の管轄)青龍寺本堂、境内に本拠を置き、近くの山中にレーダー等を配置していた。レーダー基地の便槽跡などがある。

 

⑤帰ってきた梵鐘(新見市豊永赤馬三尾寺)
  戦時供出された梵鐘は軍事、産業用に利用されたが、終戦により未使用、残存したものも多いといわれる。しかし、元の寺へ帰ってきたものは少ない。三尾寺の梵鐘には品質検査のために打ち抜かれたという穴が5個ある。

 

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中学校 社会科教科書 問題

◎6月28日〔土〕午後2時~5時 
◎会場:岡山市立岡西公民館・2F研修室
◎報告:小出隆司さん(子どもと教科書岡山県ネット21・事務局長)
◎内容

  安倍政権は憲法改正、集団的自衛権行使容認を明言し、暴走を続けている。戦後日本国民が築いてきた「平和と民主主義」を抜本的に変えようとしている。そのため「教育再生」の名の下に、道徳の教科化、教育委員会制度の見直し、大学入試制度の見直し、社会科教科書検定強化などを出してきている。安倍政権が、どのような教科書づくりを目指しているのかについて、以下の項目にしたがい話してみたい。そして、みなさんとともに、こうした教科書攻撃に対してどう取り組むのかについて考えていきたい

 

① 教科書の法的位置づけについて。

② 育鵬社版中学校歴史、公民教科書(つくる会系教科書)と東京書籍版歴史、
   公民教科書(50%のシェアをもつ)の内容について比較検討。

③ 2014年1月17日、「教科用図書検定規則の一部変更」文科省告示について。

④ 現行の教科書採択制度をどう見直そうとしているのか。

⑤ 安倍政権の教科書改正の問題点。

⑥ 私たちの取り組みについて